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行春を見送る

大泉学園駅入口 第一交差点の様子
北(画面奥)へ進むと桜並木で知られる大泉学園通りにとつながる

三幸産業グループビル ドラゴンスクエアⅠビル ・ ドラゴンスクエアⅡビル(画面右側)と
ラ・ルネサンス・ド 三幸堂ビル(画面左奥)をのぞむ
2024年4月7日撮影

気象庁が東京に桜の開花を告げたのは、例年より遅い3月末でした。

2月・3月には、驚くほど季節にそぐわない暖かな日がありましたので、春休みの行楽に重なるのではと期待した方も多かったのではないでしょうか。
しかしながら、結果的には昨年よりも10日ほども遅れての開花だったとのこと。

開花遅れの原因は暖冬だったことにあるようです。「休眠打破」といって、桜が春の到来を感じて目を覚ますためには、冬の寒さが必要なのだとのこと。(参考:tenki.jp「今年の桜 予想より開花が遅れた理由は? 休眠打破と3月の低温が影響大きく」
花なのだから暖気に誘われて早咲きになるものだろうと考えていたのですが、当の花にとってはそうではなかったのですね。

ひとたび蕾が綻べば大泉の通りを埋めんばかりにあふれる色。これには毎年のことながら見惚れるばかり。

春らしい日和と風景に、週末の街を歩くひとの目を和ませるのも束の間、週明けの台風さながらの荒れ模様はようやく咲いた花にとって何とも厳しい天候となりました。

そんな嵐の翌日、巡回に訪れた三幸グループビルのひとつの屋上から、富士山のすっきりとした姿を見ることができました。

ラ・ルネサンス・ド 三幸堂の屋上から見えた富士山
2024年4月9日撮影

ズームで撮影した富士山
青空に未だに雪を冠する姿が清々しい

荒天一過の晴れ渡る空、彼方に富士を望む街並みの間に間に未だわずかに見え隠れする桜色。
しかしもはや、吹く風に雪のようにほどけてしまう風情に「花のいのちはみじかくて」とはじまる林芙美子の詩が思い出されました。

薄紅の下から現れる萌黄色には、早くも初夏の兆し。動植物にとってはこれからが本番。
桜が開花に戸惑ったように今年は初頭から気温の激しい乱高下が見られます。どちら様も健康に気をつけてお過ごしください。